火災保険を正しく使う為に
火災保険が支払われない4つの理由
保険は不測の事態に備えて加入し、万が一の際には大きな助けとなります。
保険を契約する際には、こんな時に保険が使えますよという説明を色々と聞いて加入すると思いますが、こんな時には保険は使えませんという「保険が使えない時」を知っておくことはとても重要です。
今回は自宅に掛ける保険として身近な「火災保険」について、保険が使えない主な4つの理由をご紹介します。
1.故意・重大な過失
故意とはわざと壊したケース。保険金詐欺になりますので絶対にやめましょう。
重大な過失とは、「わずかな注意をすれば容易に結果を予見・回避できたにもかかわらず、漫然と看過したというような著しい注意欠如の状態」のことをいいます。
例えば、室内で花火を行ったり、ストーブの上に毛布をずっと掛けていて火事になったなどです。
2.地震
いくら建物が壊れたり、家の中がぐちゃぐちゃになっても、最悪火が出たとしても
地震が原因で建物や家財道具に被害があった場合には火災保険は使えません。
火災保険とセットで加入ができる「地震保険」で備えましょう。
3.異常危険
異常危険とはすなわち、「戦争」「内乱」「暴動」「核燃料物質等の放射性・爆発性等」などです。
平和な日本ですからあまり心配はないのかもしれませんが、このような理由で被害にあうことだけは無いことを祈りたいですね。
4.欠陥、自然消耗・劣化など
自然消耗・劣化、性質による変色、変質、さび、かび、腐敗・腐食、浸食、ひび割れ、剥がれ、肌落ち、発酵、自然発熱の損害、ねずみ食い、虫食いなど。
また、保険の対象が有する機能を損なわない、すり傷、かき傷など。
通常必要なメンテナンスや維持を怠ったことによる損害は支払い対象外となります。
保険は突発的に起こりうる損害に備えるものです。住宅等のアフターメンテナンスのサービスではありません。
まとめ
保険に加入したら何が起きても安心という訳ではないことがお分かりいただけたのではないかと思います。
保険が出ないケースを知ることで、日々の行動や対策が変わってくると思います。
しっかりとした説明を受け、納得いく形で保険は加入しましょう。そうでないと万が一の時に困ってしまうのは自分自身です。
信頼ができる担当者としっかりとご相談ください。
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